児童発達支援センターに通う
今は小学校の支援級に通う長男ですが
就学前は幼稚園や保育園ではなく、
「児童発達支援センター」に通っていました。
法律的な名称は上記の通りなのですが、
長男が通っていたところの名前は「〇〇こども園」でした。
障害の有無にかかわらず、組織としてよくある名前ですよね。
ただ、長男の通っていたこども園は、幼稚園プラスアルファ、という園ではなく
発達に何かしらのある子だけが通う完全なる「児童発達支援センター」でした。
明確に診断を受けていないお子さんも通っていましたが、
9割がたが何かしら障害の診断を受けています。
全員、自治体の発達相談にかかるなどして、紹介されてきたお子さんです。
児童発達支援センターは地域や組織によっては
通う日や時間を区切ったりするところもあるそうですね。
幼稚園に通いながら、週の1日だけは通う、とか。
長男の通っていた児童発達支援センター(以下こども園)は、
幼稚園のように、週5日、9時から15時まできっちり預かる園でした。
通う目的は「療育」、とはいえ。
登園したら靴箱に靴を入れ上履きに履き替える、
登園カレンダーにシールを貼る、
ロッカーにリュックなどの私物を片付ける、
自由遊びをしつつ朝の会の始まりを待つ……などなど。
流れを文字に表すと、普通の保育園や幼稚園と同じじゃない?って思いますよね。
そう、同じなんです。
ただ、明らかに違うのは、対応する先生の数と、
とにかくスモールステップで対応してくれること。
先生1人に対し、子どもは2~3人。
保育園では指針で6歳児は先生1人で子ども20人、だそうですが、
全く違う手厚さです。
そして、靴をしまう、という動作ひとつとっても、
靴を脱ぐ、
靴を持つ(できれば1足揃えて)
運ぶ
下駄箱に入れる…
などのステップがありますよね。
そのひとつひとつができたらすかさず褒める。
え、こんなことでほめていいの!?と、
最初は目から鱗のことばかりでした。
気がつくと、それも身についてるからすごい。
そして、朝のあるあるかと思いますが、
癇癪を起こしていても、色々と工夫しながら手を添えたり、
手伝ったり、時には抱えて連れて行ってくれたり(笑)
長男は感覚過敏からか、上履きを履くのを嫌がって年少児はほぼ裸足で過ごしていましたが、ちょっとでも足を入れればすかさず褒める、を繰り返していただき、1年ほどで履けるように。
リュックも背中の感覚が嫌だったのか背負いませんでしたが、
これは半年ほどだったかな。
一度見につけばしっかりとこなすのも、発達さんあるあるかも?
今は小学校で、しっかりランドセルを背負って登校し、
下駄箱にきっちり靴を片付け上履きも履く。
ロッカーも(あれこれ突っ込みがちではあるものの)ちゃんと自分の場所にしまいます。
それもこれも、こども園できっちり療育を受けたからだな、って感謝しています。
このこども園には本当にお世話になったので、今後も
こんな療育を受けましたよー、とか、
こんな風に過ごしてましたよ、って話を書きたいと思っています。