発達障害から神経発達症へ
開設時にブログタイトルを考えるとき、とりあえず「発達障害」と入れよう。
と思ったものの、
最近使われるようになったという「神経発達症」の方がいいのか悩み、
とりあえず併記しています。
神経発達症はまだ耳慣れない、というのが正直なところですが、
医師が精神疾患の診断基準に用いることが多いといわれる、
DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアルにおいて、
訳語を「神経発達症」とすることに決まったのだとか。
なので今後は、
診断名や書籍なども含めて、神経発達症が主流になっていくのでしょうね。
大きな転換といえるのが、「Disorder」の訳語が「障害」から「症」へと
変わったことだと思います。
たとえば今、学習障害と呼ばれているものは「限局性学習症」と名前が変わるそうで。
悲しい話ですが、学習障害だと「気合で頑張れ!」となるか、
「障害があるから無理だね!」ってなりがちかと思ってます…。
一方、限局性学習症だと、あくまで「限局性」であり、
学習全てに障害があるわけではない、と症名に表れてる。
これは大きな変化だな、と。
配慮を求める際にも、わかりやすい症名だと感じます。
ただ、病気なら治る、と思われちゃったら、また違う話なんですよね。
(余談ですが、発達障害を治す!みたいなのは信じてません)
長男の場合、神経発達症、及びそれに伴う軽度(中度?)知的障害、となるのかな、なんて思ってみたり。
そう、障害がないわけではないんですよ、長男は。
たとえは不適切かもしれませんが、ダウン症や認知症のように神経発達症というワードが一般に受け入れられ、個人ごとにさまざまな症状があり、場合によっては障害が伴うことが広まるといいなぁと思っています。
今がまさに、過渡期なのかもしれないですね。